源通寺 16代住職 釈闡円
源通寺は松本城主(長野県)小笠原氏の系譜を持つ寺院です。
約400年間「真宗寺院」として継承されて来ました。御本尊「阿弥陀如来像」のもと、宗祖親鸞聖人のご教化を代々の住職とご門徒で共に聞き開く場として継承されています。
私は31年前に源通寺に入寺しましたが、その頃は「寺と真宗門徒」の関係が良く繋がっていましたが、今は「寺と墓門徒」のような関係になりつつあり人間関係が希薄になったように感じています。
これは寺と門徒の関係だけではなく、世間全体が煩わしいことを避けて生きようとする(我執(がしゅう):自分の思いに執着する)生き方をしている結果なのではないでしょうか。
しかし過去も現在も「生老病死」を身の事実として生きる在り方は変わっていません。源通寺は、混沌とした時代の中で人間同士の関係性を見失しなっているからこそ、今あらためて親鸞聖人のご教化を回復し、煩わしい「人」と「人」との関係を紡いで行く寺院として活動しています。
また昨今、少子化などでお墓や納骨堂のご相談もあります。「ご遺骨をどのような形で安置することで平安の中で故人との繋がりを持つことができるのか」、このような問いに対して、お墓以外に納骨堂(聞思堂)や永代供養墓(六角堂)についてもご提案しております。
最後に、お墓や納骨堂だけではなく、様々なご相談にいつでも応じておりますので、一人で悩まないでお尋ね下さい。